ソウルイーターの作者の初連載。
この作者の独特の世界観やセンスがいいです。
道化師という、制約と引き換えに能力を使う人達がいまして。
主人公・祥太郎はその道化師で、同じ道化師である友達・エミネを探す旅をしている…
というのが簡単な説明です。
この能力と制約がまた面白いんですよ。
主人公・祥太郎の能力は骨からその骨の持つ力を引き出すこと。
例えば犬の骨を使うと犬と同じように嗅覚が鋭くなる…といった感じです。
制約は能力と対をなしていて、祥太郎の場合は
死んだものの力を借りているから、生きている人にその借りを返す、
つまり『一日一善』を行わなければならない。
というもの。
そして探している友達・エミネの制約は『一日一悪』。
一緒にいたくてもいられない、制約が互いを引き離す。
それでも祥太郎はエミネと一緒にいようと探し続けるんです。
このすれ違いがたまらない。
準主役級のキャラもいいんですよ。
特に七海洋平が!
やっぱりバックボーンがきっちり決まっているキャラクターはいいと思うんです。
打ち切りのおかげでたった四巻で終わってしまいましたが、
終わり際に作者の人気が上がって、すぐにソウルイーターを連載し始めたのだとか。
もったいない…
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