青い月・別館監査・中盤

し…しまった…！ダビングしたいDVDの中身を何も考えずフォーマット（初期設定化）してしまった……！！！

と、とにかく気を取り直して（また再放送するから、まぁいいか…あまり良くないけどね！）………って、L何やってんの！！自転車乗って、アイス販売用の車乗り回して…！！（←『DATH　NOTE　　CHAING　THE　WOULD』のCM）

いい加減昨日の続きへ行きましょう。

－購買－

鬼灯　　「代表さん、やっぱ非常口から行くのはちょっとマズイよね」
代表　　「うん、購買の方から行こうか」

昨日書いたように、美術室の下は購買です。
生徒会館なる建物（校舎別館）の中にあり、下から購買・美術室・音楽室・図書室となってます。

鬼灯　　「（ここいつも暖房効いてて暖かい…）」

おそらく年間光熱費に一番割いているといって過言ではないでしょう。二番目は職員室かコンピューター室。

代表　　「ねえねえ、鬼灯」
鬼灯　　「何？」

無言で前方を指す。
おお、あそこに見ゆるは我らが射撃部の部員（第二学年）ではないか☆
って、おい！別にいてもいなくても大して支障はないけど！
こっちは仕事ナノデスヨ！
もうちょっと…こう、なんていうか…！とにかくおとなしく美術室で待ってて！（気分的に）

鬼灯　　「まったく…」
代表　　「しかも副部長までいるよ」

ホントだ☆
……会計とクラブ代表にすべて押し付けるおつもりですか！（部長本日欠席）

－美術室－

アイコンタクトでつっこみを入れつつ美術室へ。ドアを開けるとそこは異質な空間が…（射撃練習中）。

鬼灯　　「（おお、珍しくちゃんとやってる…これが本来の姿なのだな…初めてくる人はびっくりだが…）」
中央　　「じゃあ、活動日と活動人数を」
鬼灯　　「え、と活動日は月・水・土（”下水道”と覚えると楽、だと先輩に言われたことがある）、1年が8人、2年が9人計17人です（そして地味に多い）」
中央　　「普段どのような活動をしていますか？」
鬼灯　　「……撃ってます（マジでこう答えた）」
中央　　「…じ、じゃあ出場した大会について」

え？そんな質問、会計監査で集まったときされたっけ？
（あとになって、中央委員会室の部屋の前に新しく作られた監査注意要項のプリントに書かれてあるのを発見）

鬼灯　　「アレを」
代表　　「はい」

かっこ良さ気な台詞ですが、実際はばっちり指差して、黒板に張ってある年間行事予定表を取って貰いました。

鬼灯　　「まず、東京都春季大会…それから秋季大会と、ジュニア通信（もっと長ったらしい名前だったけど覚えてないんで）……こんなもんだっけ？」
代表　　「多分」
中央　　「ありがとうございます。では…あ、先生」

そこへ会計が召集されると必ずいらっしゃる（確か体育の）先生が。おそらく中央委員会関係担当。

先生　　「結構面白そうだね。やってみていい？」

興味深々な先生。止める理由は一つもないので頷く（これで気に入ってくれたら予算ちょっとは増やせるかもとか思ったり、でもそこまで精力的に活動するか非常に不明だから別にどうでも良かったり）。

先生　　「これであたったら凄いよね」

コート無しの立撃（りっしゃ）だなんて、先生超チャレンジャー☆

この競技、非常に安定が悪い為”コート”と”ズボン”と呼ばれる、まあそのままな服を着るのです。
キャンバス（麻で出来た硬い生地）で出来たそれを着ると、かなり体が固定されるというもの。
ちなみに”グローブ”なるものを左手にはめて、その上に銃を乗せ、標的に対して180°に立って撃つ。
”射的屋”の射的のイメージとかなりかけ離れています。実弾は出ないので当たっても無問題。

代表　　「（これで当たったら面目丸つぶれだね）」
鬼灯　　「（当たらないでしょ、さすがに）」

案の定2回やって二発とも0点でした（十点満点）。

先生　　「やっぱり難しいね」
鬼灯　　「（そんな簡単に当てられてたまるか）そうですね～」
先生　　「この、着ているやつって何か意味あるの？」

練習中の部員の着ていたコートを指差しながら先生はおっっしゃった。

副部　　「それを着ると安定するんです」
先生　　「結構やわらかいんだけど。ってか、この生地なに？」

そこらに脱ぎ捨ててあったコートを持って先生。誰だ、そこらへんに放置したやつは。

鬼灯　　「カ…キャンバスで出来てるんです。結構変わりますよ。それにズボンを合わせるんです」

にやりと笑った代表と目が合った（↑ろれつが回らずしょっぱなで噛んだ）。

先生　　「これ、何発ぐらいやるの？」
副部　　「男子60発、女子40発です」
先生　　「何分ぐらい？」
鬼灯　　「男子が65分、女子が45分間です」
先生　　「じゃあ、一分間に一発ペース？」
鬼灯　　「単純計算だとそうなるんですけど、一時間も立ちっぱなしだと疲れてしまうので結構早めに撃つんです」
先生　　「へー…『面白い』って書いておいて」

先生、それは監査報告とは大して関係ないと思うのは私だけですか。

と、ここまで書いてみたら、再び長ーくなってしまったので、続きはまた明日。

ところで、翔君も私も学級委員の仕事押し付けられ過ぎではないかと…卒業式に何故！何故せっかくの休みかつテスト二日前に出席しなければならないのか…！！
っと、愚痴で終わっちゃうのでこの辺で……。

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